平賀源内まとめ

○平賀源内

 享保13年(1728年)~安永8年12月18日(1780年1月24日)
 平賀源内は、本草学・医学・儒学・絵画を学び、企業家、戯作者など多方面の顔を持ちます。事業面では成功しませんでした。
 物産開発に尽力、物産会の主催、鉱山開発、陶器製造、毛織物製造などを行い、エレキテル(摩擦起電機)を復元製作、火浣布(石綿の耐火布)を発明しました。西洋の学術を取り入れ江戸参府のオランダ商館長にも面談しています。
 一方で風来山人・福内鬼外などの号名をもち、「風流志道軒伝」などの滑稽本や、浄瑠璃「神霊矢口渡」などの作品を残しています。
 安永8(1779)年11月に誤って殺傷事件を起こし、小伝馬町の牢内で12月18日に没しました。親友の杉田玄白は「非常の人」「非常の死」としてその死を惜しみました。


○平賀源内肖像

「平賀鳩渓肖像」(「先哲像傳」徳齋原義正道 国立国会図書館蔵)
 著名人の肖像を集め略伝を付した「先哲像傳」に、平賀鳩渓肖像が掲載されています。鳩渓(きゅうけい)は源内の画号です。国立国会図書館解説より以下引用です。

平賀源内と蘭学
 所収の源内像は、やや小太りに描かれており、一般に知られる痩身の肖像と異なるが、桂川月池老人(森島中良または桂川甫周か)が写し置いたものとの書き入れがあり、この方が真を伝えるとの見解もある。」

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「風来山人」(「肖像」野村文紹 国立国会図書館蔵)

 一般に知られている肖像です。

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「平賀源内肖像」(「平賀源内」獲麟野史 弘文館 明治32年 国立国会図書館蔵)

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「平賀源内像 東京 小倉右一郎氏彫塑」(「讃岐偉人平賀源内翁」岡田唯吉 鎌田共済会 昭和9年 国立国会図書館蔵)

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【平賀源内ゆかりの地】
 ○ 長崎屋跡(オランダ商館長に面談)
 ○ 平賀源内電気実験の地(深川清住町居宅)
 ○ 新田神社(矢守(破魔矢)考案、浄瑠璃「神霊矢口渡」)
 ○ 伝馬町牢屋敷(終焉の地)
 ○ 平賀源内墓(杉田玄白建立、国史跡)
 ○ 平賀源内法要

テーマ : 歴史・文化にふれる旅 - ジャンル : 旅行

tag : 平賀源内

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