亀戸遊園地

○亀戸遊園地 江東区亀戸3丁目

 亀戸天神裏(北側)の亀戸3丁目には、「亀戸遊園地」と呼ばれる一帯がありました。
 「東京近郊名所図会」(明治43(1910)年)の解説によると、「亀戸遊園地」は、吉岡加多造氏が発案、所有者の阿波松之助を勧誘し、明治41年11月より田圃の埋築に著手し、明治42年9月に竣工。料理屋、待合、銘酒屋が集まり、他に常設劇場天遊館、浴場天神湯がありました(天神湯は平成28(2016)年3月31日に廃業、跡地はマンション)。亀戸神社の裏門と亀戸遊園地の奥山通りの入口とは接続していました。 (江戸名所図会には、亀戸天神の裏門は西に描かれています。)
 関東大震災後で倒壊した浅草十二階(凌雲閣)下から焼け出された業者も移転し、一大私娼窟を形成しました。戦災で焼けるも、昭和33(1958)年の法律施行まで続きました。
 後に、「亀戸温泉」「東京天然温泉」も開業しています。


<天祖神社への道>

 亀戸天神の裏にある現在の「亀三天神町会会館」の横から、天祖神社に道が通じています。途中に歴史を感じる理容「ナグモ」があります。コロナの中で閉店しているようです。

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<亀三天神町会会館> 江東区亀戸3-6-17

 「亀三天神町会会館」は、旧「城東三業組合」(見番)事務所だった建物です。城東三業組合は、平成9(1998)年に解散しています。
 会館前の東西に走る通りは、花街と赤線を分けていた通りで、通りの北側に娼窟(カフェー)が集まっていました。会館の裏(南)には、「亀戸温泉」が営業していたようです。
 廃業した銭湯「天神湯」はマンションになっています。

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 会館の前にある料亭「寿々代」は閉店、「はな屋」の看板がかかっています。

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 会館と同じ並びにある料亭「七福」だった建物。

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<奥山通り>

 江戸名所図会によると、亀戸天神の裏門は、西に描かれています。
 亀戸遊園地の奥山通りは、亀戸天神の西にあった裏門に通じる道だとすれば、取り壊された天神湯の横の道が奥山通りの可能性があります。 この通りを北に進むと、右手にカフェー建築(かつての「カフェー双葉」)が残されています。

 天神湯のあったマンション脇から通りに入ります。このマンション裏手にモルタル長屋があります。

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 最初の交差点から北へ、右手にカフェー建築、そして行き止まり。

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 行き止まりの北から南へ。

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 最初の交差点から南方向。

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<「遊園支」電信柱>

 遊園地は、電信柱にその名を残しています。電電公社時代の古いマークもあります。

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<モルタル長屋>
 
 奥山通りから西に木造モルタルの長屋が5棟並び建っています。

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<カフェー建築>

 アパート「双葉荘」は、かつて、「カフェー双葉」として営業していました。アパート入口にポストが12個もあります。奥行きが長い建物です。

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<亀戸天神西参道>

 江戸名所図会では、亀戸天満宮の裏門は、西に描かれています。

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 亀戸天神裏の北の出入口です。石畳が敷かれています。

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<古風な街路灯>

 亀戸天神裏から、真っすぐ北に向かう道は遮られていますが、かつての天神湯の横の道に繋がっています。今ではこんな所に、ガス燈を模した街灯が一基あります。遊園地の開園時には、ガス燈を設置と宣伝していましたが、街灯柱は新しいもので、かつて亀戸遊園地のガス燈として使われていたものではないようです。
 なお、ガス燈の創始者「島立甫」の自宅が、かつて亀戸天神の裏門の向こうにありました。こちらで記載

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○江東天祖神社の亀戸遊園地

<玉垣>

 「城東三業組合」の玉垣が1本。「亀戸遊園地 総代 吉田金兵衛」の玉垣が1本。「亀戸 遊園地」の玉垣が2本あります。

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<境内社太郎稲荷神社鳥居>

 江東天祖神社の境内社である太郎稲荷神社の2つ目の大正11(1922)年銘の鳥居の裏には、「遊園地有志」「大正十一年三月建立」とあります。関東大震災前に遊園地による奉納です。

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○亀戸香取神社

<玉垣>

 「亀戸三業組合」と「天神裏有志者」の玉垣があります。

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<鳥居前の石柱>

 鳥居前の石柱の裏に「昭和三年十一月 亀戸三業組合」とあります。

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