八坂神社(鎌ヶ谷市)

○八坂神社 鎌ヶ谷市粟野208

 元禄12(1699)年から現在も続く庚申講は、庚申塔群とともに、鎌ケ谷市文化財に指定されています。

DSCN1464a.jpg

DSCN1465_202201120912124fa.jpg

DSCN1370_2022011209121357a.jpg

DSCN1371_202201120912159d4.jpg

DSCN1468_20220112091216506.jpg

DSCN1454_202201120912185b9.jpg

DSCN1411_20220112091219fb9.jpg


<石造物>

(鎌ケ谷市HPより引用)

「【石造物】 粟野の石塔群  粟野208 (八坂神社境内)他
 元は粟野の市道をはさんで並んでいた石塔のうち、字西側にあった出羽三山講碑8基と歯吹如来像・待道権現碑・聖徳太子講碑は、道路の拡幅にともない、八坂神社へ移設された。字東側には地蔵をはさんで、14基の馬頭観音が今も見られる。その中の安永8年(1779)のものは市内最古である。
 出羽三山講碑は山形県の月山、湯殿山、羽黒山の三山の登拝を記念したもので、出羽三山講は遠隔地の有名社寺や霊山を集落の代表者が参拝することを目的として結成される代参講の一つのである。
 歯吹如来は歯痛を治す信仰があるという。ここの石造物は粟野村の人たちが天保10年(1839)に千田村(現長南町千田)称念寺の歯吹如来像参拝記念に建てたものと思われる。「歯吹」は本来、「把富貴」と書かれるという。
 侍道権現を祀る待道講は子供を産む年齢の女性たちに信仰された安産祈願の女人講である。
 聖徳太子講は大工、左官など主に建築に関る職人たちの結ぶ講で、賃金の協定や職務上の申し合わせなどを行ったものである。」


<出羽三山講碑>

 出羽三山講碑が8基と、拝殿左手に2基の計10基もあります。庚申塔群の横に並ぶ出羽三山講碑群です。

DSCN1416_202201120918388a6.jpg


「羽黒山 月山 湯殿山 参拝記念」
 昭和三十八(1963)年七月

DSCN1417_20220112091839543.jpg


「羽黒山 月山 湯殿山 参拝記念」
 大正時代の造立。

DSCN1418_20220112091841bd1.jpg


「羽黒山 月山 湯殿山 参拝紀念碑」

DSCN1419_20220112091842fa3.jpg


「羽黒山 月山 湯殿山 参拝紀念碑」

DSCN1420_20220112091844927.jpg


「羽黒山 月山 湯殿山 三神社参拝」

DSCN1421_20220112091845d13.jpg


「月山 湯殿山 羽黒山 西國三拾三ヶ所 秩父三拾四ヶ所 奉納供養」
 明治三(1870)年の造立。針金で補強されています。

DSCN1422_20220112092247b6e.jpg

DSCN1451_2022011209224848e.jpg


「月山 湯殿山 羽黒山 西國三十三所 秩父三十四所 坂東三十三所 奉納供養」
 天保二(1831)年の造立。針金で補強されています。

DSCN1423_20220112092359bc8.jpg

DSCN1450_20220112092401eb0.jpg


「月山 湯殿山 羽黒山 西國三拾三所 秩父三拾四所 坂東三拾三所 奉納供養」
 寛政八(1796)年の造立。

DSCN1424_20220112092523c1d.jpg

DSCN1449_20220112092525280.jpg


<歯吹如来像>

 「天保十年十一月」「上総國千田村」
 粟野村の人たちが天保10(1839)年に千田村(現長南町千田)称念寺の歯吹如来像参拝記念に建てたもの。

DSCN1425_2022011209270181e.jpg

DSCN1425a.jpg

DSCN1448_20220112092704278.jpg


<聖徳太子講碑>

 「安政四(1857)年十一月」  折れた補修跡があります。

DSCN1426_202201120930408ad.jpg

DSCN1447_2022011209304145e.jpg


<十九夜塔>

 元禄十六(1702)年十月。

DSCN1433_202201120931356b3.jpg


<粟野庚申講・粟野庚申塔群>

DSCN1464_202201120934347c4.jpg

DSCN1368_20220112093436986.jpg

DSCN1369_20220112093437f11.jpg

DSCN1427_20220112093439c73.jpg


(説明板)
「鎌ケ谷市指定文化財第29号 粟野庚申講 無形民俗文化財
 鎌ケ谷市指定文化財第30号 粟野庚申塔群 有形民俗文化財
 ・指定年月日 平成25年5月1日  所在地 鎌ケ谷粟野208
 粟野は、祭礼やオコモリなど昔から続く民俗的行事が多く残っていて、地域の結びつきの強い地区です。その中でも、庚申講は、形を変えながらも江戸時代から現在まで継承されています。そして、庚申講により、江戸時代前期の元禄12年(1699)から314年間途切れることなく庚申塔が建てられ、しかも、文化12年(1815)から現在までの間(1845年と1850年をのぞく)は、5年おきに1基という規則性を守って建てられています。このことは、全国的にみても珍しい事例です。
 粟野の庚申塔は、現在、八坂神社境内に44基と粟野保育園の北西角の路傍に1基、合計45基建っています。そのうち文化12年以前に建てられた塔は、当時の流行を反映していて、一か所で様々な形態を観察できる資料としても非常に貴重です。
  平成25年7月 鎌ケ谷市教育委員会」

DSCN1466_20220112093806e4c.jpg


「庚申塔」

 後列右から。宝暦二(1752)年。

DSCN1428_2022011209391078e.jpg


「庚申板碑」

 元禄十二(1699)年十月。下に三猿が刻まれています。

DSCN1429_20220112093912b4a.jpg


「庚申塔」

DSCN1430_20220112093914eaa.jpg


「庚申塔」

 享保五(1720)年十月。三面の像です。

DSCN1431_20220112093916790.jpg


「庚申塔」

 享保二十(1735)年十一月。

DSCN1432.jpg


「庚申板碑」

 右の板碑は、明和元(1754)年十一月。左の庚申塔は、寛政十一(1799)年。

DSCN1434_2022011209420565b.jpg


「庚申塔」

DSCN1435.jpg

DSCN1436_20220112094208e02.jpg

DSCN1437_2022011209420958e.jpg

DSCN1438_20220112094739a44.jpg

DSCN1439_202201120947404f4.jpg

DSCN1440_20220112094742e3e.jpg

DSCN1441_20220112094743ab4.jpg


「庚申塔」

 後列左。

DSCN1442_202201120949176b4.jpg

DSCN1443_2022011209491996c.jpg


「庚申塔」

 前列の新しいの庚申塔です。

DSCN1446_20220112095144bff.jpg

DSCN1445_20220112095146cdb.jpg

DSCN1444_202201120951471e2.jpg


「庚申塔」

 一番左は、「令和二年十月吉日」。令和2年の最新の庚申塔です。
 右隣は、平成27(2015)年10月造立の庚申塔です。

DSCN1453_20220112095246915.jpg

DSCN1452_20220112095248680.jpg


<参道小社>

 参道左手と右手の小社です。

DSCN1373_20220112095433b7b.jpg

DSCN1374.jpg

DSCN1378_20220112095436178.jpg


<狛犬>

 「いにしえも 今も変らぬ わがさとの かを里も深き 八坂大神」

DSCN1456_20220112095829731.jpg

DSCN1375_2022011209583145f.jpg


<拝殿>

DSCN1408_20220112100101f80.jpg

DSCN1379.jpg

DSCN1409_2022011210010464a.jpg


<本殿>

 本殿にも狛犬。

DSCN1393_2022011210033375e.jpg

DSCN1396_20220112100335ced.jpg

DSCN1399_202201121003381a5.jpg

DSCN1388_20220112100337907.jpg


<駒形明神宮>

 「文政庚辰霜月」「平成五年一月復元」
 文政3(1820)年の造立で、平成5(1993)年の復元です。

DSCN1382_20220112100609f8f.jpg

DSCN1383_20220112100610ba3.jpg

DSCN1384_2022011210061273a.jpg


<石祠>

 「明和五歳(1768)十二月」

DSCN1385_20220112100613120.jpg

DSCN1387_20220112100615bb0.jpg


【拝殿左手】

<力石>

 本殿の横に力石が二つあります。一つには重量と粟野村と刻まれています。

DSCN1460_20220112100810dcd.jpg

DSCN1397_202201121008128ef.jpg

DSCN1398_20220112100813303.jpg


<出羽三山講碑>

 「参拝昭和十二年五月二日、参拝昭和二十一年八月四日」
 昭和39(1964)年の建立で、昭和12(197)年と昭和21(1946)年の参拝が刻まれています。

DSCN1462_2022011210103847d.jpg

DSCN1404_20220112101039f99.jpg

DSCN1406_20220112101041b56.jpg

DSCN1407_20220112101042afe.jpg


<出羽三山講碑>

 昭和47(1972)年3月建立。

DSCN1403_20220112101155fe5.jpg


<天満宮/大杉神社>

 2祠が並んでいます。平成17(2005)年6月再建。

DSCN1463_20220112101358416.jpg

DSCN1402_20220112101359902.jpg


<浅間神社>

 少々小高くなった場所があり、石碑「浅間神社」があります。

DSCN1458_20220112101401f07.jpg

DSCN1459_2022011210140264b.jpg

DSCN1461_20220112101403e42.jpg


<石尊社>

 大山詣も行われていたようです。
 「明治二十六(1893)年九月」の造立。

DSCN1394_20220112101557d05.jpg

DSCN1395_202201121015595ff.jpg


<不明/三峯神社/古峯神社>

DSCN1389_20220112101600f22.jpg

DSCN1391_2022011210160185f.jpg

DSCN1390_20220112101603082.jpg
関連記事

テーマ : 神社・仏閣巡り - ジャンル : 旅行

tag : 出羽三山力石庚申板碑

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カウンター
プロフィール

ほっと湯Web

Author:ほっと湯Web

最新記事
月別アーカイブ
カレンダー
09 | 2023/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
検索フォーム
リンク
カテゴリ
北 (9)
タグリスト

全記事タイトル表示

全ての記事を表示する

Japanese→English
English
♥. ♠. ♣Alice
QRコード
QR