王子稲荷神社

○王子稲荷神社  北区岸町1-12-26

 大晦日の夜に、関東一円の稲荷神社から狐たちが集まって、参詣したという伝承があります。
 正面に惣門があり、本社まで参道が続いています。
 一の鳥居の右手に「市杵島神社」が祀られています。

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<額面著色鬼女図>

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<市杵島神社>

 階段参道手前右手に、市杵島神社があります。

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<脇参道>

 王子稲荷神社は、境内に幼稚園があり、平日は惣門が閉じられているので、惣門の左手を進み、坂を上った先にある鳥居から神社へ入ることとなります。

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<狛犬/狐>

 狛犬や狐も、赤や白などマスクをしています。中にはマスクをしていない狐がいます。

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<常夜燈兼道標>

 南側参道に道標を兼ねた常夜燈があります。
 寛政3年(1791)11月造立。中山道に立っていたものを昭和32年に移築。
 中央「王子 稲荷大明神」
  左「古礼与り王子ミち」
  右「これより王子みち

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<本宮>

 拝殿の右手に通路が続き、突き当りに王子稲荷神社の本宮があります。
 扁額は亀田鵬斎の揮毫です。

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<亀山稲荷神社/嬉野森稲荷神社/北村稲荷神社>

 本宮の右手に通路が続いており、その先に3社が合祀されています。
 左から亀山稲荷神社、嬉野森稲荷神社、北村稲荷神社です。

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<御石様>

 三社の左に、願いごとをかなえてくれると言う御石様があります。

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<石祠/狐穴>

 階段を上ると、その上に石祠と狐穴があります。

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<千種庵霜解歌碑>

 「加くて古そ 以の流加ひ安連  衣食住 奈尓くら可らむ 三つの燈火 千種庵霜解」

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<古帳庵句碑>

 「苗代や飛鳥は滝の川つゞき  古帳庵
  のぼる日に露のむ稲のはらみかな  古帳女」
 天保12(1841)年正月の建立。

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「江戸名所図会 王子稲荷社」

 江戸名所図会に描かれた王子稲荷社です。
 垢離場が現在はいなり幼稚園になっています。
 狐穴に上がる階段が、現在は反対側についています。

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「東都三十六景 王子稲荷」(広重)

 浮世絵に描かれた王子稲荷神社です。

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「名所江戸百景 王子稲荷乃社」(広重)

 遠景に筑波山が見えます。惣門参道方向を見た図です。

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「武藏百景之内 王子稲荷社」(小林清親 明治17年)

 広重と同じ構図で王子稲荷社を描いています。

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「絵本江戸土産 王子稲荷社」(広重)

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○稲荷道/王子稲荷の坂 北区岸町1-12地先

(説明板)
「この坂は、王子稲荷神社の南側に沿って東から西に登る坂で、神社名から名前がつけられています。また江戸時代には、この坂を登ると日光御成道があり、それを北へ少し進むとさらに北西に続く道がありました。この道は姥ヶ橋を経て、蓮沼村(現板橋区清水町)まで続き、そこで中山道につながっていました。この道は稲荷道と呼ばれ、中山道から来る王子稲荷神社への参詣者に利用されていました。
  平成五年三月 北区教育委員会 」

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