装束稲荷神社 王子
○装束稲荷神社 北区王子2-30-14
「名所江戸百景 王子装束ゑの木大晦日の狐火」(広重)
広重の名所江戸百景にも描かれている「王子装束ゑの木大晦日の狐火」です。 多くの狐が榎木に集まっています。

「江戸名所道戯尽十六 王子狐火」(歌川広景)
狐火と左手に王子稲荷が見えます。
大名行列ごっこを楽しむ狐たち。狐に化かされた人も、狐の担ぐザルに乗ってお殿様気取りでご満悦です。
行列は、「挟み箱」の代わりにカボチャを担ぎ、毛槍の代わりにトウモロコシをつけた竹竿を持っています。

「東京名所三十六戯撰 王子」(昇齋一景 明治5(1872)年)
大きな榎木が見えるので、装束稲荷の前でしょう。
狐が二匹見えますが、二人の美女も狐で、尻尾が見えています。多くの狐火が見えます。

<装束畠 衣裳榎>
江戸名所図会の「装束畠 衣裳榎」です。狐火が多く描かれています。

<狐の行列パンフレット>
狐の行列は復活して定着しているようです。



<装束稲荷神社>











(説明板)
「王子の狐火と装束榎
北区王子二ー三〇ー一四 装束稲荷神社
かつてこの辺りは一面の田畑で、その中に榎の木がそびえていました。
毎年大晦日の夜、関東各地から集まって来た狐たちがこの榎の下で衣装を改めて王子稲荷神社に参詣したといういいつたえがあることから、木は装束榎と呼ばれていました。狐たちがともす狐火によって、 地元の人々は翌年の田畑の豊凶を占ったそうです。
江戸の人々は、商売繁盛の神様として稲荷を厚く信仰しており、王子稲荷神社への参詣も盛んになっていました。やがて、王子稲荷神社の名とともに王子の狐火と装束榎のいいつたえも広く知られるようにな り、左の広重が描いた絵のように錦絵の題材にもなりました。
昭和四年(一九二九)、装束榎は道路拡張に際して切り倒され、装束榎の碑が現在地に移されました。後に、この榎を記念して装束稲荷神社が設けられました。平成五年(一九九三)からは、王子の狐火の話を再現しようと、地元の人々によって、王子「狐の行列」が始められま した。毎年大晦日から元日にかけての深夜に、狐のお面をかぶった裃姿の人々が、装束稲荷から王子稲荷までの道のりをお囃子と一緒に練り歩く光景が繰り広げられます。
平成九年三月 東京都北区教育委員会」


<石碑「装束榎」と「御神木榎」>
石碑の裏には榎が植えられています。



<狛狐>
狐が咥えているのはカギです。



<大田南畝句碑>
「いざあけん かぎ屋扇屋とざすとも 王子の狐 かぎをくはえて 南畝」
扇屋は今も玉子焼きを販売しています。こちらで記載。


<御手洗>

「名所江戸百景 王子装束ゑの木大晦日の狐火」(広重)
広重の名所江戸百景にも描かれている「王子装束ゑの木大晦日の狐火」です。 多くの狐が榎木に集まっています。

「江戸名所道戯尽十六 王子狐火」(歌川広景)
狐火と左手に王子稲荷が見えます。
大名行列ごっこを楽しむ狐たち。狐に化かされた人も、狐の担ぐザルに乗ってお殿様気取りでご満悦です。
行列は、「挟み箱」の代わりにカボチャを担ぎ、毛槍の代わりにトウモロコシをつけた竹竿を持っています。

「東京名所三十六戯撰 王子」(昇齋一景 明治5(1872)年)
大きな榎木が見えるので、装束稲荷の前でしょう。
狐が二匹見えますが、二人の美女も狐で、尻尾が見えています。多くの狐火が見えます。

<装束畠 衣裳榎>
江戸名所図会の「装束畠 衣裳榎」です。狐火が多く描かれています。

<狐の行列パンフレット>
狐の行列は復活して定着しているようです。



<装束稲荷神社>











(説明板)
「王子の狐火と装束榎
北区王子二ー三〇ー一四 装束稲荷神社
かつてこの辺りは一面の田畑で、その中に榎の木がそびえていました。
毎年大晦日の夜、関東各地から集まって来た狐たちがこの榎の下で衣装を改めて王子稲荷神社に参詣したといういいつたえがあることから、木は装束榎と呼ばれていました。狐たちがともす狐火によって、 地元の人々は翌年の田畑の豊凶を占ったそうです。
江戸の人々は、商売繁盛の神様として稲荷を厚く信仰しており、王子稲荷神社への参詣も盛んになっていました。やがて、王子稲荷神社の名とともに王子の狐火と装束榎のいいつたえも広く知られるようにな り、左の広重が描いた絵のように錦絵の題材にもなりました。
昭和四年(一九二九)、装束榎は道路拡張に際して切り倒され、装束榎の碑が現在地に移されました。後に、この榎を記念して装束稲荷神社が設けられました。平成五年(一九九三)からは、王子の狐火の話を再現しようと、地元の人々によって、王子「狐の行列」が始められま した。毎年大晦日から元日にかけての深夜に、狐のお面をかぶった裃姿の人々が、装束稲荷から王子稲荷までの道のりをお囃子と一緒に練り歩く光景が繰り広げられます。
平成九年三月 東京都北区教育委員会」


<石碑「装束榎」と「御神木榎」>
石碑の裏には榎が植えられています。



<狛狐>
狐が咥えているのはカギです。



<大田南畝句碑>
「いざあけん かぎ屋扇屋とざすとも 王子の狐 かぎをくはえて 南畝」
扇屋は今も玉子焼きを販売しています。こちらで記載。


<御手洗>

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