Sport & Do Resort リソルの森 漆黒の黒湯
○Sport & Do Resort リソルの森 長柄町上野526-6 0475-35-3333 HP
<奈良の大仏からリソルの森へ>
市原市奈良にある奈良の大仏へ参拝後(こちらで記載)、リソルの森へ向かいます。大仏通りの終端に、リソルの森右折の看板がでています。


右折して500メートル行くと、左手にリソルの森入口の大きな案内看板が出ています。

脇には「長柄ふる里村」の看板があります。

左折すると、右手に長柄町の大きな観光案内板があります。


トリニティータワーを目指します。

<関東ふれあいの道>
関東ふれあいの道「山里のみち」がリソルの森内を通っています。「上人塚へ2.1km」、「長柄ダムへ4.2km」です。

<リソルの森とは>
令和2(2020)年4月1日、「リソル生命の森」から、「Sport & Do Resort リソルの森」へとリニューアルしオープンしました。旧もみじの里にはグランピング施設と温泉施設「紅葉乃湯」が新たに設けられ、「グランヴォー スパ ヴィレッジ」と改称されました。
「グランヴォー スパ ヴィレッジ」は、「長柄ふる里村」が昭和54(1979)年7月に姉妹協定を結んだスイス・旧グランヴォー村(現ブール・アン・ラヴォー)から名付けられています。なお「和食処 翠州亭」は、昭和53(1978)年にスイス連邦共和国より「長柄ふる里村」に寄贈された旧スイス大使館の移築です。


<日帰り入浴「紅葉乃湯」>
「紅葉乃湯」の日帰り入浴は、ハーブ狩とセットとなっており、平日限定で15:00-23:00、2500円。じゃらんで事前に申し込む必要があります。今回は、じゃらんで2000ポイントが進呈されたので、ありがたく利用しました。
なお、「グランヴォー スパ ヴィレッジ」と「ホテルトリニティ書斎」に宿泊の場合は入湯税150円で利用できますが、その他のエリアに宿泊の場合は、「グランヴォー スパ ヴィレッジ」への入場料2050円が必要となります。
<受付>
「ホテルトリニティー書斎」のフロントで受付です。



使い捨てバスタオルと使い捨てフェイスタオルの入ったバッグ、エリア入口に入る鍵を渡され、紅葉乃湯の場所とハーブ狩について、地図を用いた説明を受けます。




<紅葉之湯入口>
受付フロントから「グランヴォー スパ ヴィレッジ」へ200m歩きます。迷っていたら外にいた従業員に案内していただきました、感謝。


貯湯タンクの間に配管とガスセパレーターらしきものが見えます。

入口は施錠されているので、トリニティー書斎で受け取った鍵で開けて入場します。


帰りは開鍵不要です。

<半地下>
石階段を下りて左手に紅葉乃湯はあります。紅葉乃湯は、半地下の建物となっています。





階段を下りた先に浴室入口があります。



暖簾をくぐると右手に下足ロッカー。

<脱衣所>
こじんまりとした脱衣所とアメニティースペースです。



<分析書> 令和元年8月2日
湧出地等の記載がないので、分析書原本からの抜粋が掲示されています。
源泉名「もみじの湯」
ナトリウム―炭酸水素塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
泉温:21℃ pH:8.0 成分総計:3211mg(炭酸水素イオン:2149mg)



「黒湯について」の説明が掲示されています。腐植質がどれほど含まれているのか記載があれば良いのに、もっと自慢してもよいのにと思います。

<影響を与える事項>
想定内の「加温、循環ろ過、塩素」です。加水なしは良です。

<内湯>
浴室に入ると、塩素臭は漂ってはいません。誰もいません、貸切です。大きな細長い浴槽に温泉が満たされています。水深は60cmですが鏡となって外の風景を反射しています。





桶にとると、真っ黒です。手を浮かべると手の平部分が見えません。透明度数cmです。同じく長柄町にある黒湯、源泉名「長柄町福祉センターながら温泉」(炭酸水素イオン999.7mg 腐植質47.9mg)(こちらで記載)より、はるかに濃いです。桶にとった黒湯を頭からかぶると、全身超ぬるすべです。

<湯口>
湯口から間隔をおいて黒湯の源泉が投入されます。湯温表示は41.2℃でしたが、源泉投入で41.1℃と下がりました。アワアワです。ぬるめで、ゆっくりと超絶ぬるすべ黒湯を堪能しました。



<洗い場>
洗い場はブースが8個とシャワーブース。サウナはありません。

<露天風呂>
露天風呂も温泉を使用しています。


湯口からはチョロチョロと源泉投入です。

投入量に見合う分だけ、湯船の縁からオーバーフローしていきます。

湯温表示は42.4℃と内湯より高めです。

露天風呂に手を沈めると、指先だけ残してアッという間に見えなくなります。驚くほどの黒さです。

ウォーターサーバーの紙コップにすくってみるとコーヒーみたいな濃度です。

<感想>
かけ流しではありませんが、超絶ぬるすべの真っ黒な黒湯で感激しました。炭酸水素イオンが驚愕の2149mgもあります。全国的にもトップレベルでしょう。掲示の分析書では腐植質の項目がないのがとても残念です。どれぐらいありますかね。
これまで入湯したハイスペックな黒湯を抜き出してみると、腐植質では全国一位ではないかと思われます。源泉名「もみじの湯」のとんでもないスペックに改めて驚愕しました。
・紅葉乃湯(千葉県長柄町)
全国で一番黒いのではないか?
炭酸水素イオン2149mg 腐植質不明で残念
・美人の湯カーニバルヒルズ(千葉県香取市)(こちらで記載)
炭酸水素イオン1697.2mg 腐植質340.5mg
・改正湯(東京都大田区西蒲田)
加水ありが残念(こちらで記載)
炭酸水素イオン1400mg 腐植質256mg
・飯岡福祉センター(千葉県旭市)(こちらで記載)
炭酸水素イオン1141mg 腐植質167.8mg
・北品川温泉天神湯(東京都北品川)
東京都内で一番黒いと言われる(こちらで記載)
炭酸水素イオン1128mg 腐植質232.0mg
・千年温泉(川崎市高津区)
神奈川県内で一番黒いと言われる)(こちらで記載)
炭酸水素イオン1036.0mg 腐植質不明
・濃厚な黒湯まとめ
○ハーブ狩
ハーブ狩に関心はなかったのですが、受付で説明を受けたので、ハーブナーセリーに寄ってみました。タワーキッチンにある収穫セットでハーブを摘み取り、ハーブ狩りができます。タワーキッチンには様々なティーが用意されていて、シナモンチャイをいただきました。ハーブ狩りはせずとも、タワーキッチンで湯あがり後に茶を飲みながら休憩できるのは良いです。





ヴィレッジ内は広いので、宿泊者は電気カートで宿泊場所へ送ってもらえます。


こちらは、ヴィレッジの奥にあるハーブナーセリーです。


<奈良の大仏からリソルの森へ>
市原市奈良にある奈良の大仏へ参拝後(こちらで記載)、リソルの森へ向かいます。大仏通りの終端に、リソルの森右折の看板がでています。


右折して500メートル行くと、左手にリソルの森入口の大きな案内看板が出ています。

脇には「長柄ふる里村」の看板があります。

左折すると、右手に長柄町の大きな観光案内板があります。


トリニティータワーを目指します。

<関東ふれあいの道>
関東ふれあいの道「山里のみち」がリソルの森内を通っています。「上人塚へ2.1km」、「長柄ダムへ4.2km」です。

<リソルの森とは>
令和2(2020)年4月1日、「リソル生命の森」から、「Sport & Do Resort リソルの森」へとリニューアルしオープンしました。旧もみじの里にはグランピング施設と温泉施設「紅葉乃湯」が新たに設けられ、「グランヴォー スパ ヴィレッジ」と改称されました。
「グランヴォー スパ ヴィレッジ」は、「長柄ふる里村」が昭和54(1979)年7月に姉妹協定を結んだスイス・旧グランヴォー村(現ブール・アン・ラヴォー)から名付けられています。なお「和食処 翠州亭」は、昭和53(1978)年にスイス連邦共和国より「長柄ふる里村」に寄贈された旧スイス大使館の移築です。


<日帰り入浴「紅葉乃湯」>
「紅葉乃湯」の日帰り入浴は、ハーブ狩とセットとなっており、平日限定で15:00-23:00、2500円。じゃらんで事前に申し込む必要があります。今回は、じゃらんで2000ポイントが進呈されたので、ありがたく利用しました。
なお、「グランヴォー スパ ヴィレッジ」と「ホテルトリニティ書斎」に宿泊の場合は入湯税150円で利用できますが、その他のエリアに宿泊の場合は、「グランヴォー スパ ヴィレッジ」への入場料2050円が必要となります。
<受付>
「ホテルトリニティー書斎」のフロントで受付です。



使い捨てバスタオルと使い捨てフェイスタオルの入ったバッグ、エリア入口に入る鍵を渡され、紅葉乃湯の場所とハーブ狩について、地図を用いた説明を受けます。




<紅葉之湯入口>
受付フロントから「グランヴォー スパ ヴィレッジ」へ200m歩きます。迷っていたら外にいた従業員に案内していただきました、感謝。


貯湯タンクの間に配管とガスセパレーターらしきものが見えます。

入口は施錠されているので、トリニティー書斎で受け取った鍵で開けて入場します。


帰りは開鍵不要です。

<半地下>
石階段を下りて左手に紅葉乃湯はあります。紅葉乃湯は、半地下の建物となっています。





階段を下りた先に浴室入口があります。



暖簾をくぐると右手に下足ロッカー。

<脱衣所>
こじんまりとした脱衣所とアメニティースペースです。



<分析書> 令和元年8月2日
湧出地等の記載がないので、分析書原本からの抜粋が掲示されています。
源泉名「もみじの湯」
ナトリウム―炭酸水素塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
泉温:21℃ pH:8.0 成分総計:3211mg(炭酸水素イオン:2149mg)



「黒湯について」の説明が掲示されています。腐植質がどれほど含まれているのか記載があれば良いのに、もっと自慢してもよいのにと思います。

<影響を与える事項>
想定内の「加温、循環ろ過、塩素」です。加水なしは良です。

<内湯>
浴室に入ると、塩素臭は漂ってはいません。誰もいません、貸切です。大きな細長い浴槽に温泉が満たされています。水深は60cmですが鏡となって外の風景を反射しています。





桶にとると、真っ黒です。手を浮かべると手の平部分が見えません。透明度数cmです。同じく長柄町にある黒湯、源泉名「長柄町福祉センターながら温泉」(炭酸水素イオン999.7mg 腐植質47.9mg)(こちらで記載)より、はるかに濃いです。桶にとった黒湯を頭からかぶると、全身超ぬるすべです。

<湯口>
湯口から間隔をおいて黒湯の源泉が投入されます。湯温表示は41.2℃でしたが、源泉投入で41.1℃と下がりました。アワアワです。ぬるめで、ゆっくりと超絶ぬるすべ黒湯を堪能しました。



<洗い場>
洗い場はブースが8個とシャワーブース。サウナはありません。

<露天風呂>
露天風呂も温泉を使用しています。


湯口からはチョロチョロと源泉投入です。

投入量に見合う分だけ、湯船の縁からオーバーフローしていきます。

湯温表示は42.4℃と内湯より高めです。

露天風呂に手を沈めると、指先だけ残してアッという間に見えなくなります。驚くほどの黒さです。

ウォーターサーバーの紙コップにすくってみるとコーヒーみたいな濃度です。

<感想>
かけ流しではありませんが、超絶ぬるすべの真っ黒な黒湯で感激しました。炭酸水素イオンが驚愕の2149mgもあります。全国的にもトップレベルでしょう。掲示の分析書では腐植質の項目がないのがとても残念です。どれぐらいありますかね。
これまで入湯したハイスペックな黒湯を抜き出してみると、腐植質では全国一位ではないかと思われます。源泉名「もみじの湯」のとんでもないスペックに改めて驚愕しました。
・紅葉乃湯(千葉県長柄町)
全国で一番黒いのではないか?
炭酸水素イオン2149mg 腐植質不明で残念
・美人の湯カーニバルヒルズ(千葉県香取市)(こちらで記載)
炭酸水素イオン1697.2mg 腐植質340.5mg
・改正湯(東京都大田区西蒲田)
加水ありが残念(こちらで記載)
炭酸水素イオン1400mg 腐植質256mg
・飯岡福祉センター(千葉県旭市)(こちらで記載)
炭酸水素イオン1141mg 腐植質167.8mg
・北品川温泉天神湯(東京都北品川)
東京都内で一番黒いと言われる(こちらで記載)
炭酸水素イオン1128mg 腐植質232.0mg
・千年温泉(川崎市高津区)
神奈川県内で一番黒いと言われる)(こちらで記載)
炭酸水素イオン1036.0mg 腐植質不明
・濃厚な黒湯まとめ
○ハーブ狩
ハーブ狩に関心はなかったのですが、受付で説明を受けたので、ハーブナーセリーに寄ってみました。タワーキッチンにある収穫セットでハーブを摘み取り、ハーブ狩りができます。タワーキッチンには様々なティーが用意されていて、シナモンチャイをいただきました。ハーブ狩りはせずとも、タワーキッチンで湯あがり後に茶を飲みながら休憩できるのは良いです。





ヴィレッジ内は広いので、宿泊者は電気カートで宿泊場所へ送ってもらえます。


こちらは、ヴィレッジの奥にあるハーブナーセリーです。


tag : 黒湯
おふろcafeが千葉県に出店
○おふろcafeが千葉県に出店 千葉県香取市
おふろcafe(R)が千葉県に初出店「おふろcafe かりんの湯」が2022年4月28日にオープンしています。
温泉道場とザファームが共同で開発する《温泉x農園キャンプ》リゾートモデルの第一号の誕生とのことです。プレスリリース→こちら
おふろcafe かりんの湯 香取市西田部1309-29 0478-75-1726 2022/4/28open HP 旧かりんの湯
※旧かりんの湯はこちらで記載しています。
一部抜粋

○スパメッツァおおたか竜泉寺の湯 流山市おおたかの森西1-15-1 HP
千葉県で一番新しい日帰り温泉施設が流山市に2022年4月27日オープンしています。プレスリリース
おしゃれで良いと思いますが、源泉に相当手を加えていると思うのでたぶん行かないかな。
おふろcafe(R)が千葉県に初出店「おふろcafe かりんの湯」が2022年4月28日にオープンしています。
温泉道場とザファームが共同で開発する《温泉x農園キャンプ》リゾートモデルの第一号の誕生とのことです。プレスリリース→こちら
おふろcafe かりんの湯 香取市西田部1309-29 0478-75-1726 2022/4/28open HP 旧かりんの湯
※旧かりんの湯はこちらで記載しています。
一部抜粋

○スパメッツァおおたか竜泉寺の湯 流山市おおたかの森西1-15-1 HP
千葉県で一番新しい日帰り温泉施設が流山市に2022年4月27日オープンしています。プレスリリース
おしゃれで良いと思いますが、源泉に相当手を加えていると思うのでたぶん行かないかな。
鉱泉旅館「成東館」跡
○鉱泉旅館「成東館」跡 山武市成東2551
1897(明治30)年5月1日、総武鉄道の佐倉駅―成東間が開業し、成東駅が開業しました。続いて、成東―銚子間が同年6月に開業しました。
1900(明治33)年に塚本衛が浪切不動院院の境内にて、ラジウム鉱泉を発見し、1901(明治34)年に鉱泉旅館として開業しました。
成東鉱泉「成東館」は、多くの文士や名士たちが訪れ、賑わいました。尾崎紅葉と泉鏡花はともに1902(明治35)年に宿泊。
他に徳田秋声、岡本綺堂、半井桃水、松本幸四郎、床次竹二郎ほか多数が宿泊しました。
2階建ての宿と別棟に鉱泉浴場を構え、2つの浴室は宿泊者専用で男女日替わりで使用していました。成東鉱泉の泉質は、含鉄炭酸食塩泉でした。
残念ながら、昭和初期のお家騒動で1930(昭和5)年に廃業となります。現在は成東館の面影は、鉱泉碑と鉱泉井戸の跡を残すのみです。
(参考)
「日がへりの旅 : 郊外探勝」(松川二郎 東文堂 大正8年)
本書に掲載の「成東鉱泉」です。
本文よると、石塚山には蚕零供養堂という蚕の霊を祀る供養堂があったとのこと(現存は確認できず)。

「一日の行楽 成東鉱泉」(田山花袋)
田山花袋が成東鉱泉について、一日の行楽で取り上げています。

「全国温泉鉱泉ニ関スル調査」(内務省衛生局 大正12年)

<現在の成東鉱泉「成東館」跡>
浪切不動院境内に鉱泉の由来説明板、井戸跡、鉱泉碑があります。


「成東山 不動鉱泉」


「塚本衛鉱泉碑」
塚本衛は、ラジウム鉱泉を発見した人。

「鉱泉井戸」跡






<鉱泉旅館「成東館」の由来>
(説明文)
「 鉱泉旅館「成東館」の由来
明治三三(一九○○)年、塚本衛は、当地にラジウム鉱泉を発見、翌三四年五月に、町長伊藤弘道と協力して、成東鉱泉株式会社を設立、不動院境内の隣接地に、鉱泉旅館「成東館」を開業した。
明治四○年四月、旅館の所有権は、村井むつ(後に原田姓)に移譲され、妹の鵜沢こうが、女将として経営の衛に当った。
昭和五(一九三○)年頃に廃業、それまでの約三○年間、原田貞夫(東宮侍医)・半井桃水(記者・作家)の後援を受けて県下唯一の鉱泉旅館として栄えた。
尾崎紅葉・徳田秋声・岡本綺堂・床次竹二郎らの文士・名士の湯治客も多く、泉鏡花の小説「新泉奇談」戯曲「愛火」の舞台になった旅館である。
明治の奇人小川定明が下男奉公をしていた宿としても知られている。
成東館即事 伊藤左千夫
(以下略 埴岡短歌会で詠んだ伊藤左千夫の短歌が記されています。)」

○成東山不動院最勝寺 山武市成東2551
成東山不動院最勝寺は、「浪切不動院」の名で知られています。不動院は標高30mの石塚山(石塚の森:千葉県指定天然記念物)中腹の岩石上に建てられています。回廊からは九十久里浜の眺望がのぞめます。
<仁王門前>
仁王門前の街灯には、「伊藤左千夫生誕の地」のプレートがあります。こんな上にあったら、気づきにくいですね。夜は明かりで目立ちそうです。来た時には仁王門に眼がいって気づかず、帰りに気づきました。


とても大きな「普門品供養塔」があります。

<仁王門/寺号標>
仁王門。扁額は「成東山」。寺号標は「成東山 浪切不動院」。



<境内>
境内は、きれいに剪定された木々。訪問時、植木業者が選定作業をしていました。



<仏足石>


<表忠碑>
大きな日露戦争の表忠碑です。希典書。


<本坊>
こちらは薬師如来の霊場となっています。



<不明の建物>
昔の成東館の鳥瞰図を見ると、この位置は立地跡ではありませんが気にになる建物です。



<階段参道/弘法大師硯石>
参道階段下右手に不動明王。
参道の階段を上がったところに「弘法大師硯石」。







<観音堂>
最初の階段を上がって、次の階段へ向かう途中に「観音堂」。「新上総33観音霊場第32番札所」です。



観音堂の裏にも、登り口があります。

<伊藤左千夫歌碑>
観音堂の右手に「伊藤左千夫歌碑」があります。
(碑文)
「石塚の岩辺の桜ひた枝に苔むすなべに振りさびにけり 左千夫歌」
1906(明治39)年3月8日、伊藤左千夫が母の三回忌に墓参のため帰郷した時に、成東館での埴岡短歌会で詠んだ歌です。昭和37年7月30日建立。


<弘法大師修行像>

<不動院長勝寺本堂説明板と景観>



<御本堂>
階段を上りきると、御本堂の裏手。表に廻ると足がすくみます。



扁額は「浪切不動尊」


<出世庚申尊>
御本堂の右手に出世庚申尊。


<石塚の森> 千葉県指定文化財天然記念物


1897(明治30)年5月1日、総武鉄道の佐倉駅―成東間が開業し、成東駅が開業しました。続いて、成東―銚子間が同年6月に開業しました。
1900(明治33)年に塚本衛が浪切不動院院の境内にて、ラジウム鉱泉を発見し、1901(明治34)年に鉱泉旅館として開業しました。
成東鉱泉「成東館」は、多くの文士や名士たちが訪れ、賑わいました。尾崎紅葉と泉鏡花はともに1902(明治35)年に宿泊。
他に徳田秋声、岡本綺堂、半井桃水、松本幸四郎、床次竹二郎ほか多数が宿泊しました。
2階建ての宿と別棟に鉱泉浴場を構え、2つの浴室は宿泊者専用で男女日替わりで使用していました。成東鉱泉の泉質は、含鉄炭酸食塩泉でした。
残念ながら、昭和初期のお家騒動で1930(昭和5)年に廃業となります。現在は成東館の面影は、鉱泉碑と鉱泉井戸の跡を残すのみです。
(参考)
「日がへりの旅 : 郊外探勝」(松川二郎 東文堂 大正8年)
本書に掲載の「成東鉱泉」です。
本文よると、石塚山には蚕零供養堂という蚕の霊を祀る供養堂があったとのこと(現存は確認できず)。

「一日の行楽 成東鉱泉」(田山花袋)
田山花袋が成東鉱泉について、一日の行楽で取り上げています。

「全国温泉鉱泉ニ関スル調査」(内務省衛生局 大正12年)

<現在の成東鉱泉「成東館」跡>
浪切不動院境内に鉱泉の由来説明板、井戸跡、鉱泉碑があります。


「成東山 不動鉱泉」


「塚本衛鉱泉碑」
塚本衛は、ラジウム鉱泉を発見した人。

「鉱泉井戸」跡






<鉱泉旅館「成東館」の由来>
(説明文)
「 鉱泉旅館「成東館」の由来
明治三三(一九○○)年、塚本衛は、当地にラジウム鉱泉を発見、翌三四年五月に、町長伊藤弘道と協力して、成東鉱泉株式会社を設立、不動院境内の隣接地に、鉱泉旅館「成東館」を開業した。
明治四○年四月、旅館の所有権は、村井むつ(後に原田姓)に移譲され、妹の鵜沢こうが、女将として経営の衛に当った。
昭和五(一九三○)年頃に廃業、それまでの約三○年間、原田貞夫(東宮侍医)・半井桃水(記者・作家)の後援を受けて県下唯一の鉱泉旅館として栄えた。
尾崎紅葉・徳田秋声・岡本綺堂・床次竹二郎らの文士・名士の湯治客も多く、泉鏡花の小説「新泉奇談」戯曲「愛火」の舞台になった旅館である。
明治の奇人小川定明が下男奉公をしていた宿としても知られている。
成東館即事 伊藤左千夫
(以下略 埴岡短歌会で詠んだ伊藤左千夫の短歌が記されています。)」

○成東山不動院最勝寺 山武市成東2551
成東山不動院最勝寺は、「浪切不動院」の名で知られています。不動院は標高30mの石塚山(石塚の森:千葉県指定天然記念物)中腹の岩石上に建てられています。回廊からは九十久里浜の眺望がのぞめます。
<仁王門前>
仁王門前の街灯には、「伊藤左千夫生誕の地」のプレートがあります。こんな上にあったら、気づきにくいですね。夜は明かりで目立ちそうです。来た時には仁王門に眼がいって気づかず、帰りに気づきました。


とても大きな「普門品供養塔」があります。

<仁王門/寺号標>
仁王門。扁額は「成東山」。寺号標は「成東山 浪切不動院」。



<境内>
境内は、きれいに剪定された木々。訪問時、植木業者が選定作業をしていました。



<仏足石>


<表忠碑>
大きな日露戦争の表忠碑です。希典書。


<本坊>
こちらは薬師如来の霊場となっています。



<不明の建物>
昔の成東館の鳥瞰図を見ると、この位置は立地跡ではありませんが気にになる建物です。



<階段参道/弘法大師硯石>
参道階段下右手に不動明王。
参道の階段を上がったところに「弘法大師硯石」。







<観音堂>
最初の階段を上がって、次の階段へ向かう途中に「観音堂」。「新上総33観音霊場第32番札所」です。



観音堂の裏にも、登り口があります。

<伊藤左千夫歌碑>
観音堂の右手に「伊藤左千夫歌碑」があります。
(碑文)
「石塚の岩辺の桜ひた枝に苔むすなべに振りさびにけり 左千夫歌」
1906(明治39)年3月8日、伊藤左千夫が母の三回忌に墓参のため帰郷した時に、成東館での埴岡短歌会で詠んだ歌です。昭和37年7月30日建立。


<弘法大師修行像>

<不動院長勝寺本堂説明板と景観>



<御本堂>
階段を上りきると、御本堂の裏手。表に廻ると足がすくみます。



扁額は「浪切不動尊」


<出世庚申尊>
御本堂の右手に出世庚申尊。


<石塚の森> 千葉県指定文化財天然記念物



テーマ : 歴史・文化にふれる旅 - ジャンル : 旅行
美人の湯 カーニバルヒルズ
○美人の湯 カーニバルヒルズ 香取市沢13-15 0478-70-5400 9:30-22:00
2020年は、運搬湯だしと思って様子見だけでしたが、かなり濃い黒湯で源泉デーがあるのと、感謝祭で入浴料500円と安くなっているので訪問・入浴。
ゴルフ場パーティ会場をリニューアルして、2006(平成18)年9月30日にオープン。
毎月4回「源泉デー」があり、加水無しの真っ黒な源泉に入れます。
<交差点看板>
県道44号の手押信号の沢交差点にある美人の湯の看板。
ここから看板表示は100mですが、実際は200m。「感謝祭入浴料¥500」



<外観>
植物がやたら多いです。






<運搬湯>
源泉「あ・うんの湯」は、匝瑳市(旧八日市場市)米倉地区から運搬しています。
駐車場の一画に貯湯タンク。温泉運搬車がとまっていました。
タンクローリーではなくトラックで温泉タンク2個でもって運搬しています。
こぼれている源泉は真っ黒で、鏡のように反射しています。
宅配温泉は250ℓで3,000円。


<館内>
手指消毒・検温を行います。
シューズロッカーの鍵をフロント渡し、リストバンド受け取り、サウナマット受理。フロントの上にはサイン色紙が多く飾られています。
清算は退館時です。お客様感謝フェアで入浴料930円→500円。
色々と売っていますが、販売している温泉水は真っ黒です。





ステンドグラスのアーチをくぐり、レストランさわを通過、通路を通って別棟の温泉棟へ。




<足湯なごみ>
レストランさわから温泉棟への通路左手に「足湯なごみ」
足湯も黒湯を使用しています。
シートで囲われています。
提灯がぶらさがっています。定食や焼き鳥というのもB級チックです。



<分析書>(平成25年10月29日)
脱衣所に分析書が掲示されています。
源泉名「あ・うんの湯」 ナトリウム-炭酸水素塩泉(低張性・弱アルカリ・冷鉱泉)
泉温;17.3℃ 成分総計:2.801g 炭酸水素イオン1697.2mg 腐植質:340.5mg
源泉名の「あ・うん」は、仏教用語の阿吽なのでしょう。


<驚愕の腐植質340.5mg>
腐植質が驚愕の340.5mgもあります。炭酸水素イオン1697.2mgのハイスペックです。
川崎市の千年温泉や、大田区の改正湯、品川区の天神湯をはるかにしのぐ腐植質の数値です。
国内でも屈指でトップクラスでしょう。

残念ながら運搬湯で「加水、加温、循環ろ過」ですが、源泉デーは加水なしで黒湯を提供しています。
源泉デーの加水なし黒湯は、内湯で提供、露天風呂は加水ありでした。
店員さんによると運搬湯なので両浴槽を100%にするのは限界があり内湯が100%とのことです。

<内湯>
源泉デーで加水なしの黒湯です。透明度は数cmで、真っ黒です。






<露天風呂>
景観は送電塔が眼につきます。
見た目は真っ黒ですが、加水ありのため、湯桶にすくうと茶褐色です。
内湯の真っ黒さに脱帽です。









<食彩工房 レストランさわ>
食事処は区画毎にアンドロメダとか北斗七星など宇宙の名がつけられています。
照明が星座に並んでいます。天使2人ぶら下がっています。B級ワールド!




地元産の素材を使用して、納得な食事処です。
入館時に配布されたお食事クーポン券を使用して、日替わり定食を食べました。
器がみすぼらしいのが残念ですが、素材は良いです。





<パンフレット>
女性社長の趣向てんこ盛りといったところでしょうか。
ワンちゃん専用の温泉「美犬の湯」もあります。
フロントも食事処も風呂点検の従業員の方々の対応が親切・丁寧で好感良かったです。


<総評>
B級ワールドの日帰り温泉施設ですが、温泉は腐植質多く国内でも屈指でトップクラスの黒湯を堪能できました。
2020年は、運搬湯だしと思って様子見だけでしたが、かなり濃い黒湯で源泉デーがあるのと、感謝祭で入浴料500円と安くなっているので訪問・入浴。
ゴルフ場パーティ会場をリニューアルして、2006(平成18)年9月30日にオープン。
毎月4回「源泉デー」があり、加水無しの真っ黒な源泉に入れます。
<交差点看板>
県道44号の手押信号の沢交差点にある美人の湯の看板。
ここから看板表示は100mですが、実際は200m。「感謝祭入浴料¥500」



<外観>
植物がやたら多いです。






<運搬湯>
源泉「あ・うんの湯」は、匝瑳市(旧八日市場市)米倉地区から運搬しています。
駐車場の一画に貯湯タンク。温泉運搬車がとまっていました。
タンクローリーではなくトラックで温泉タンク2個でもって運搬しています。
こぼれている源泉は真っ黒で、鏡のように反射しています。
宅配温泉は250ℓで3,000円。


<館内>
手指消毒・検温を行います。
シューズロッカーの鍵をフロント渡し、リストバンド受け取り、サウナマット受理。フロントの上にはサイン色紙が多く飾られています。
清算は退館時です。お客様感謝フェアで入浴料930円→500円。
色々と売っていますが、販売している温泉水は真っ黒です。





ステンドグラスのアーチをくぐり、レストランさわを通過、通路を通って別棟の温泉棟へ。




<足湯なごみ>
レストランさわから温泉棟への通路左手に「足湯なごみ」
足湯も黒湯を使用しています。
シートで囲われています。
提灯がぶらさがっています。定食や焼き鳥というのもB級チックです。



<分析書>(平成25年10月29日)
脱衣所に分析書が掲示されています。
源泉名「あ・うんの湯」 ナトリウム-炭酸水素塩泉(低張性・弱アルカリ・冷鉱泉)
泉温;17.3℃ 成分総計:2.801g 炭酸水素イオン1697.2mg 腐植質:340.5mg
源泉名の「あ・うん」は、仏教用語の阿吽なのでしょう。


<驚愕の腐植質340.5mg>
腐植質が驚愕の340.5mgもあります。炭酸水素イオン1697.2mgのハイスペックです。
川崎市の千年温泉や、大田区の改正湯、品川区の天神湯をはるかにしのぐ腐植質の数値です。
国内でも屈指でトップクラスでしょう。

残念ながら運搬湯で「加水、加温、循環ろ過」ですが、源泉デーは加水なしで黒湯を提供しています。
源泉デーの加水なし黒湯は、内湯で提供、露天風呂は加水ありでした。
店員さんによると運搬湯なので両浴槽を100%にするのは限界があり内湯が100%とのことです。

<内湯>
源泉デーで加水なしの黒湯です。透明度は数cmで、真っ黒です。






<露天風呂>
景観は送電塔が眼につきます。
見た目は真っ黒ですが、加水ありのため、湯桶にすくうと茶褐色です。
内湯の真っ黒さに脱帽です。









<食彩工房 レストランさわ>
食事処は区画毎にアンドロメダとか北斗七星など宇宙の名がつけられています。
照明が星座に並んでいます。天使2人ぶら下がっています。B級ワールド!




地元産の素材を使用して、納得な食事処です。
入館時に配布されたお食事クーポン券を使用して、日替わり定食を食べました。
器がみすぼらしいのが残念ですが、素材は良いです。





<パンフレット>
女性社長の趣向てんこ盛りといったところでしょうか。
ワンちゃん専用の温泉「美犬の湯」もあります。
フロントも食事処も風呂点検の従業員の方々の対応が親切・丁寧で好感良かったです。


<総評>
B級ワールドの日帰り温泉施設ですが、温泉は腐植質多く国内でも屈指でトップクラスの黒湯を堪能できました。
tag : 黒湯
滝の湯@船橋市
○滝の湯 船橋市本中山2-3-1 047-334-4984 15:00-22:00
2020(令和2)年5月に改装工事を行い、浴室をリニューアル。
「天然ラジウム鉱泉」と書かれた煙突が古風です。
地下300mから湧出する天然ラジウム鉱泉を薪で湧かしています。
下足入れは木札です。フロントに入浴料450円を支払います。







<浴室>
スチームサウナは入浴料で利用できます。
コミカ風呂の掲示が古風です。
お湯の温度は、手前のぬるい方は40℃、真ん中が42℃、熱い方は45℃です。
真ん中の浴槽はアワアワ入浴剤を入れており、地下水使用です。
温泉浴槽の温泉は、薄く黄色味がかっているのかと思ったら、無色透明でした。
見た目が無色透明なので、浴感はどうかなと思いましたが、浴感はぬるすべ感を感じることができ、湯上がり後は肌がすべすべしました。
帰りに確認すると、温泉使用とのこと。色づきがなくなってしまったようです。

<温泉分析書>(昭和59年10月17日試験 千葉県衛生研究所)
脱衣所に古い温泉分析書が掲示されています。
泉温:17.3℃ pH:8.2 蒸発残留物:0.29g
2020(令和2)年5月に改装工事を行い、浴室をリニューアル。
「天然ラジウム鉱泉」と書かれた煙突が古風です。
地下300mから湧出する天然ラジウム鉱泉を薪で湧かしています。
下足入れは木札です。フロントに入浴料450円を支払います。







<浴室>
スチームサウナは入浴料で利用できます。
コミカ風呂の掲示が古風です。
お湯の温度は、手前のぬるい方は40℃、真ん中が42℃、熱い方は45℃です。
真ん中の浴槽はアワアワ入浴剤を入れており、地下水使用です。
温泉浴槽の温泉は、薄く黄色味がかっているのかと思ったら、無色透明でした。
見た目が無色透明なので、浴感はどうかなと思いましたが、浴感はぬるすべ感を感じることができ、湯上がり後は肌がすべすべしました。
帰りに確認すると、温泉使用とのこと。色づきがなくなってしまったようです。

<温泉分析書>(昭和59年10月17日試験 千葉県衛生研究所)
脱衣所に古い温泉分析書が掲示されています。
泉温:17.3℃ pH:8.2 蒸発残留物:0.29g

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