峠の茶屋→峰の茶屋→三斗小屋温泉
○三斗小屋温泉煙草屋旅館で日帰り入浴
三斗小屋温泉へ、今回はポピュラーな峰の茶屋経由で行ってきました。
前回は、白湯山林道(施錠ゲート)→三斗小屋宿→三斗小屋温泉の最短ルートで行きました。
これまで、ロープウェイに乗って茶臼岳に2度行きましたが、風が強く帽子を飛ばされ紛失しました。
また、高湯山行人道をたどって、那須温泉神社から膳棚の湯、飯盛温泉跡まで行きました。
その先、牛ヶ首、姥ヶ平、御宝前近辺を経て、三斗小屋温泉へ至りますが、この時は2湯確認して戻りました。
○今回の行程
・往路
峠の茶屋/県営駐車場(9:02)→中の茶屋→峠の茶屋→峠の避難小屋→延命水→三斗小屋温泉(10:51)入浴
・散策
ヘリポート 三斗小屋温泉神社 噴気孔/源泉地
・復路
三斗小屋温泉(13:00)→歩道で昼食→県営駐車場(15:00)
・那須湯本
東公園散策 老松温泉廃墟散策 あさか荘入浴
○大丸園地
県営大丸駐車場はガラガラです。これほど空いているのは初めて見ました。
営業している店は「大丸ガーデン」と「りんどう茶屋」だけ。あとは廃墟です。




○那須ロープウェイ山麓駅/峠の茶屋
那須ロープウェイ山麓駅は、客の姿は、まばらでした。
峠の茶屋、県営駐車場に到着すると、ちょっと驚き、観光バスの駐車スペースが空いているだけで、車でいっぱいでした。


【峠の茶屋→峰の茶屋→三斗小屋温泉の行程です。】
○登山指導センター(旧硫黄鉱山事務所跡)
無料駐車場の奥から階段をあがると、登山指導センターがあります。
煙草屋旅館の日帰り入浴の案内掲示があります。
「 三斗小屋温泉 煙草屋旅館
日帰り入浴やっています! 期間限定 今季だけ?コロナのおかげ?
・日帰り入浴 1000円(野天風呂か女風呂)
※人数制限のため1時間程度
・賄いランチ 1000円(お茶付き)
※出来ぬときはゴメンナサイ 要予約・休憩付
・休憩 500円(お茶付・1時間程度)
お問い合わせ 煙草屋旅館 090-8589-2048
衛生電話なので途切れやすいです。長めのコールを! 」


○登山カード
地図が掲載されているので便利です。


○現在地番号案内板
県営駐車場→1(県営駐車場400m) →2(県営駐車場600m)→3 4 5 6→峠の避難小屋
→72 71 70 69 68(延命水) 67 66→三斗小屋温泉



<鳥居> 9:02
鳥居が真新しいです。以前の記憶では木でしたね。


<山神>
那須硫黄鉱山株式会社社長が従業員の安全を願って祀ったものといわれています。


<県営駐車場300m> 9:03

<県営駐車場400m> 9:05

<県営駐車場600m> 9:12

<中の茶屋> 9:17
「峠の茶屋←0.7KM 峰の茶屋→0.8KM」

<ひたすら登ります>
時間の記録を兼ねて写真撮りながら登っているので、小学生にもどんどん抜かれます。
峰の茶屋が見えています。






<5番> 9:30

<6番> 9:36


<峰の茶屋> 9:38-9:42
電波が届くのはここまで。ここから先は圏外でした。
とにかく、ここが人が一番多かった。




<牛守護大日尊>
大日如来を祀っており、那須硫黄鉱山株式会社が建立(昭和2年11月)しています。
当時は、三斗小屋温泉周辺から木材を牛に乗せて硫黄精錬所まで運んでいました。
牛の安全を祈願しています。
碑は倒壊のおそれがあり、周りをロープで囲まれています。
今回は、牛の道を通って、三斗小屋温泉へ向かいます。

<三斗小屋←2.9KM> 9:42
下方に見えている避難小屋へ向けて出発。




<歩道ですか?>
ずり落ちそうな道を進みます。


<広大なダケカンバ林(72番)> 9:50
落石が怖そうな場所を抜けて、一安心。



峰の茶屋を振り返ります。


<避難小屋> 9:58
「峰の茶屋←0.5KM 山斗小屋→2.4KM」
避難小屋内は2段ベッドです。






<71番> 10:03

<無間谷(70番)> 10:08
無限谷を木橋で渡ります。沢の岩は赤茶けていて、鉄分の多い沢水なのでしょう。




<春の天気> 10:11

<通行止 環境庁・栃木県> 10:13
真っすぐ行くと道が崩落しているので山周りに迂回です。

<読めない看板> 10:16

<延命水(68番)> 10:23
溢れた水が登山道を横切っているので、道中見落とすことはありません。
コップが置いてあり少々驚き。ペットボトルに水を補給します。





<牛があるいた道> 10:27
(説明文)
「 牛が歩いた道
茶臼岳では、かつて噴気孔のガスから硫黄を採取していました。戦前は山斗小屋周辺からも木材を牛の背にのせ登山口の精錬所へ運んでいました。 この道は当時、牛が通っていた道なのです。」
熊よけの鈴を鳴らしながら歩いていると、左手下方の木々と笹薮から重量のある動物が遠ざかっていく音がしました。鹿か熊かと思いました。
高湯山行人道を歩いた時は、熊が爪とぎしたのか、看板が削れていました。
普通に熊がいる山です。

<歩荷>
途中で何人か歩荷さんに出会いました。
牛の道を、現在は人間が背負って荷を運んでいます。
プロパンガスのボンベを背負って降りてきたのには唖然です。
ヘリコプターで荷揚げしているのかと思ったら、ガスボンベまで人間が運んでいたんですね。
缶ビール・ジュースをかなりな量を背負って登っていく歩荷さんも。
<沼原分岐(67番)> 10:32
「三斗小屋1.1KM 峰の峠茶屋1.9KM 沼原4.0KM」
「那須岳周辺歩道案内図」
右の○が出発点。左の○は前回の白湯山林道施錠ゲートの出発点。
季節風の強風が激しい時は、三斗小屋宿から行くほうが安心かなと思いました。



<雪の多いしるし(66番)> 10:40
雪の力で木の幹が曲がっています。


<三斗小屋温泉の歴史> 10:46
(説明板)
「 三斗小屋温泉の歴史
三斗小屋温泉は、古く1142年(康治元年)に発見されたと伝えられています。江戸時代には、関東から会津へ行きかう人々や、那須の山岳信仰の行者などでにぎわいました。明治初めには旅館も5軒あったそうです。 栃木県」


<三斗小屋温泉> 10:50
(説明板)
「 三斗小屋温泉
那須では多くの温泉が茶臼岳の東側に分布していますが、三斗小屋温泉だけは西側にあります。隠居倉火山の熱による単純泉で、旅館は現在2軒あり、山の中の素朴な味わいのある温泉です。 栃木県」

<木板橋> 10:51
煙草屋旅館の露天風呂からのオーバーフローが源流となって、川となっています。
そこに架かる橋です。


<煙草屋旅館> 10:51
左手にテントサイト、右手に別館の建物があります。
登山道の左右に宿の建物。左手に入口の看板がありますが、入口はここではなく反対側の建物です。










三斗小屋温泉神社/噴気孔/大黒屋とヘリポート
○三斗小屋温泉神社 那須塩原市板室910
入浴後、玄関を出て右手に出て温泉神社と噴気孔/源泉地へ向かいます。
玄関前には水槽が置かれており、飲むことが出来ますとあります。





<常夜灯 狛犬 鳥居>
常夜燈、碑、狛犬から石段を登り、鳥居をくぐり、温泉神社到着。








彫刻が素晴らしい。詳細は前回訪問記録で記載。











○噴気孔/源泉地
温泉神社から登山道を噴気孔へ向かって登っていくと、引湯管が姿を現したり、枡が設置されています。
しばらくすると左手に小さな噴気孔、
その先に「ゴーっ」と唸りを上げる噴気孔と源泉地の人工加工物が姿を現します。











○大黒屋
源泉地及び温泉神社から戻り、大黒屋とヘリポートへ。





<大黒屋テントエリア/ヘリポート>
ヘリポートに大黒屋テントエリアの掲示もあります。
前回はテントエリアの掲示はありませんでした。
大地主の大黒屋さん、ヘリポートも大黒屋の所有なのですね。
テントエリアは、学校行事などでのみ開放しているようです。


右手に何本もの導管、さらに左手に水源地(ロープで立ち入り禁止)。


昔の旅館の跡でしょう、木々に覆われていますが、石垣が残っています。
明治の頃の温泉案内書によると、明治半ばでの温泉宿は、 「大黒屋」「三春屋」「生島屋」「佐野屋」の4軒(この時点で柏屋はなくなっています)が記載されています。

テーマ : 歴史・文化にふれる旅 - ジャンル : 旅行
三斗小屋温泉煙草屋旅館日帰り入浴
○煙草屋旅館/露天風呂
HPより引用
「日帰り入浴やってます 11:00ころ〜15:30 1000円。
秋の渇水期はお湯が少なくなりますが、可能な限り実施します。」
<絶景>
日差しが強く、帽子をかぶって入浴です。絶景です。






<受付>
受付で入浴料1000円を支払います。
太鼓が吊り下げられています。食事の時間になったら、太鼓を鳴らしてお知らせするようです。
帰りに見えた光景では、数人の方がカレーライスを食べていました。








<右手 露天風呂へ>
左手が共同風呂、右手が露天風呂で、日帰り入浴では共同風呂には入れないので露天風呂へ。
右手に向かいます。
突き当りのドアから外廊下ヘ。スリッパから「さんだる」に履き替えます。
渡り廊下を進み、別館の手前を左に曲がり、石組みの階段を上がって露天風呂へ。












<野生動物>
露天風呂の周りに、動物の糞がありました。猿や鹿が荒らしに来ているかも。

<脱衣所>
脱衣小屋(ひとつで男女別なし)で着替えます。






<温泉分析書>(2019年8月9日発行)
源泉名「三斗小屋4号噴気泉」 単純温泉(低張性弱酸性高温泉)
湧出量36.1L噴気注水造湯 泉温93.0℃ pH3.4 成分総計0.139g
共同風呂は昔ながらの源泉を使用しているようですが、露天風呂は噴気泉を使用しています。
入浴後、前回は行かなかった源泉地(噴気孔)を見に行きました。


<源泉投入>
3本の導管から投入、熱いのは湯中に投入されている導管です。
残り2本は冷たいのですが、飲み水ほどには冷たくないので、沢の水か3号源泉か不明です。聞いておけばよかったな。




<源泉枡>
露天風呂から階段の上に何かあるので見に行くと、源泉枡。
噴気坑の源泉地からの引湯の最後の源泉枡ですね。
登山道からも有刺鉄線の先に見えます。



<オーバーフロー>
オーバーフロー近くの湯面にはうっすらと膜が張っていました。一番乗りだったかな。


オーバーフローした湯は川となり、露天風呂が川の源流です。
来る時に渡った板橋の下を流れる川が温泉のオーバーフローでした。


HPより引用
「日帰り入浴やってます 11:00ころ〜15:30 1000円。
秋の渇水期はお湯が少なくなりますが、可能な限り実施します。」
<絶景>
日差しが強く、帽子をかぶって入浴です。絶景です。






<受付>
受付で入浴料1000円を支払います。
太鼓が吊り下げられています。食事の時間になったら、太鼓を鳴らしてお知らせするようです。
帰りに見えた光景では、数人の方がカレーライスを食べていました。








<右手 露天風呂へ>
左手が共同風呂、右手が露天風呂で、日帰り入浴では共同風呂には入れないので露天風呂へ。
右手に向かいます。
突き当りのドアから外廊下ヘ。スリッパから「さんだる」に履き替えます。
渡り廊下を進み、別館の手前を左に曲がり、石組みの階段を上がって露天風呂へ。












<野生動物>
露天風呂の周りに、動物の糞がありました。猿や鹿が荒らしに来ているかも。

<脱衣所>
脱衣小屋(ひとつで男女別なし)で着替えます。






<温泉分析書>(2019年8月9日発行)
源泉名「三斗小屋4号噴気泉」 単純温泉(低張性弱酸性高温泉)
湧出量36.1L噴気注水造湯 泉温93.0℃ pH3.4 成分総計0.139g
共同風呂は昔ながらの源泉を使用しているようですが、露天風呂は噴気泉を使用しています。
入浴後、前回は行かなかった源泉地(噴気孔)を見に行きました。


<源泉投入>
3本の導管から投入、熱いのは湯中に投入されている導管です。
残り2本は冷たいのですが、飲み水ほどには冷たくないので、沢の水か3号源泉か不明です。聞いておけばよかったな。




<源泉枡>
露天風呂から階段の上に何かあるので見に行くと、源泉枡。
噴気坑の源泉地からの引湯の最後の源泉枡ですね。
登山道からも有刺鉄線の先に見えます。



<オーバーフロー>
オーバーフロー近くの湯面にはうっすらと膜が張っていました。一番乗りだったかな。


オーバーフローした湯は川となり、露天風呂が川の源流です。
来る時に渡った板橋の下を流れる川が温泉のオーバーフローでした。


- カウンター